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2012年12月24日月曜日
LENNON NYC
ジョン・レノンのビートルズ解散後、アメリカに渡った70年代から殺害されるまでの10年に焦点を
絞った珍しいドキュメントですね。
内容的には何度も語られてきた事ばかりだったから今更新しい真実を知ったとかそういうことは
なかったけれどね。
ジョン・レノンを語るのは実は簡単なようでとても難しいんだよなあ。
というのもジョン・レノンって単純そうに見えて実はもの凄い複雑なパーソナリティの持ち主だと思う
からなんですよね。
まあね、たった40年ですけど波乱万丈の人生ですよね、この人も。
映画を観て思ったのはとにかく直情径行型で思い立ったら吉日じゃないけどすぐに行動しないと
いられない人だったんですね、ジョン・レノンって。
そして生粋のリーダーというよりガキ大將なんですよね。
だけど観ていくうちに思ったのはこの人は内面の弱さをとことん強がりで隠してた事がよくわかる
んだよなあ。
この人はソロになってもレコーディングでは強いリーダーシップでセッションミュージシャン達を
引っ張っていたのも確かなんですけど本当の一人になるとどこまでも弱い部分が見え隠れしてしまう
まあなんとも素直な人なんだよなあ。
そういう部分がファンにとってはとても魅力的に映るし、異論はあるけどこの人は本当にヨーコさん
抜きでは生きていけなかったと思うなあ。
それだけに80年代になってさあこれからという時にあんな最後を遂げてしまったのは本当に残念で
なりませんよね。
というのも晩年のジョンの表情って何か憑き物が落ちたのかと言いたくなるほどやる気が漲って
いるんだもん。
本当にあのバカ野郎、なんてことしてくれたんだって感じだよね。
もうジョンは永遠に帰ってこないんだから。
だからこのドキュメントを観て俺たちはなんて偉大な人物を失ったのかと呆然としてしまうのです。
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